だらだらと学振の成果報告書を書いた。
書類をまとめていた時はめんどくさいとしか思っていなくてじっくり振り返ることなく単純に研究成果を埋めて行ったが、明日から4月で新しい年度が始まるわけだ。ちょっと学振一年目を振り返ってみる。
いちばんの成果は論文をたくさん出せたことだろう。5本をパブリッシュさせることが出来たのはこれまで無かったことだ。昨年はリジェクト地獄につかまり散々だったが、その分を取り返すことができた感じだ。そういう事から言うとこれらの成果は純粋には今年度のものではないだろう。今年度に一から書き始めたのは最近出した1本だけで、昨年の貯金の影響というのがその実だ。なので論文作成スピードが速くなったわけではない。そういっても流れだけはいいので、今年もそれに乗っていきたいところだ。なにはともあれ、博士課程や前の職場での残りを一刻も早く形にしなくてはならない。便秘は体に良くないですから。
肝心の新規の研究についてはあまり目覚しい成果はない。いや、最近ようやく軌道に乗り始めたというのがいいのだろうか。ようやくデータが出揃い始めた。今年中に長崎発の研究成果をどこかで発表したいものだ。
全体的に可も無く、不可もなくといった一年目。せっかくのフリーな時間だ。もうちょっとガツガツいっていい気がする。そこが一番の反省点だろう。自分は新環境になってバリバリやれるタイプではなく、周りに慣れるのに時間がかかるタイプだが、最近、ようやくエンジンがかかってきた感じはする。いろいろとやってみたいことが出始めたし、なによりいいのは昔ほど腰が重くなく、とりあえず観察なり実験なりをやってみるようになったことだ。こういう所は今までの自分に欠けていたところで、研究者としてちょっとは成長できたのかもしれない。
というわけで明日から勝負の2年目に突入だ。今年度は飛躍の年にしたいところ。