昨日は今月2回目の潜水調査。
水温も2週間前に比べて3度も上昇していた。
水はまだ透明で一見変化は内容に見えた。
アマモを掻き分けイカを探すのだが、その度に葉っぱに付着した無数の気泡が浮き上がり視界を奪う。
光合成を実感できる数少ない状況だろう。
この水温で一時間半も潜水をしているといくらドライスーツとはいえ、ものすごい尿意に襲われる。
調査地は周りが山に囲まれた人がほとんどいない湾になっているので、水から上がりスーツを脱ぐなり、立ち小便をした。極限まで尿意を我慢した後の放尿ほど気持ちいいものは無いのではないだろうか。
心地いい脱力感に身を震わせながら、ふと去年の夏に同じ場所で立ちションした時のことを思い出した。
安心しきって放尿していると、まもなくドドドドドドドというエンジン音が聞こえたのだ。
振り返ると岬の奥からゆっくりと姿を現す船外機の姿が。
奇襲というものの恐ろしさを身をもって味わった瞬間だった。
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