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NoriyosiBlog

イカの行動生態を研究しているポスドクのブログです。 調査や研究のこぼれ話からポスドクの生き様などを紹介できればいいなぁ。

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久々の査読依頼

生活習慣を夜型に変えてまで行った実験は失敗に終わった。
いっつも実験する前はすばらしい結果になるイメージで頭がいっぱいだが、まぁ~上手くいかないね。

それはそれとして、本日は論文の査読依頼があった。
これまで2件しか査読したことが無かったので、メールタイトルを確認した時は面倒くさい気持ちよりもうれしい気持ちの方が強かった。
イカの論文かな?それとも繁殖生態の論文かな?とどんな論文の査読依頼かわくわくしながらメールの続きをよく読むと・・・アホウドリの論文じゃねぇか。

俺はもうそっちはやってないんだけどなぁ。というか混獲の内容ならまだしも、アホウドリの分布に関する内容だから、そもそも専門でもないんだけど。もっといるんじゃないの?相応しい人が。
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ここ最近で一番の買い物

専門書はそもそもあまり多くすられていないので、年数が経つと入手が困難になる。
そんな本はどうしても値が張ってしまう。

普段は必要な部分をコピーするなどしてどうにかやり過ごしていた自分だが、
これからの研究のことを考えるとどうしても手に入れておきたい本があった。

150ページほどのたいして厚くもない本だが、お値段なんと6万円強。

購入するかどうか半年悩んだが、流通量などを考えてもこれからもっと安いものが出る保証は無い。
誰かに購入されてしまったら、再び巡りあることなんて無いかもしれないと思い、思い切って購入した。

これまで買った本のなかでは頭一つ抜けている値段だ。

そんな本が本日、ドイツから届いた。
表紙の裏表にはバーコードがシールされ、一ページ目には大学の印がある。

これ盗品じゃぁ無いよね?

申し訳程度に、鉛筆で大学の印の上からバッテンが書かれてはいるが、それもなんだかなぁといったところ。

いい結果に繋がればいいが。

今週は調査、調査、ゼミ、調査、調査というなかなかのラインナップでした。

まぁ、調査といっても短時間の採集なので、外に出ている時間は長くは無いのだが、
その代わり研究室に戻ってきてからのサンプル処理がとても時間がかかる。

昨日の調査が終わった後かな、肩がずいぶんと重く、張っているように感じた。
大学生くらいのころはマッサージチェアで気持ちよさそうにしている同級生の感覚が理解できなかった。
自分は肩がこらない体質なんだと思い、よく分からない特別感に浸っていた。
しかし、今なら何故あのころ自分だけ肩がこらなかったのかよく分かる。

ただ単に一生懸命やっていなかっただけなんだと。

そういえば、大学生のころばぁちゃんが俺の手をさすりながら
「いやぁ。のりちゃんの手は綺麗な手だねぇ。これは仕事をしていない人間の手だ。
と褒めてくれたのを思い出した。

ほら、風が強いしさ。出るなっていっているんだよ。神様が。

相変わらずの引きこもり週末でした。

タイガー & ドラゴン DVD-BOX

ちょっと前の(といってももう8年も前だが)落語ブームの火付け役となった連続ドラマ

どんなきっかけかは忘れたが、3年ほど前から落語に興味を持つようになった。
学振の面接に行った時はわざわざ浅草に宿を取って、その時初めて寄席を見た。
誰が話したかは忘れたが、生で聞いた時そばに感動すら覚えたのはいい思い出だ。

まぁ、そんな俄かファンな自分にぴったりの本作は古典落語の演目をドラマのストーリーに上手く当てはめてアレンジしながらも教えてくれてなかなか面白い。

ゼミやら申請書やら

・昨日のゼミは魚の学習について

実験対象がアジなどの水産有用種だったのが効いたのかいつもより聴衆は多め。
N崎大水産学部はやはり水産に関係する話に学生が食いつく傾向がある。
このような傾向はこれまで自分が在籍してきた二つの水産学部では見られないことで、ちょっと驚いている。いずれも生物の面白い話の方がウケが良かったが、ここではそんなに求められていない気がする。

浮遊期では表層への刺激に対する学習効果が高いが、着底期に以降すると水中での刺激に対する学習効果が高くなっていくという、成長に応じた学習能力の違いがあるという話でなかなか面白かったが、自分が一番興味深かったのは性格と捕食者条件における生存率の話。
Bold(大胆)な個体は捕食者がいる環境で生存率が高くなるというのは感覚的にあまり納得できない話ではあったが、一般的にもそういう傾向はあるみたい。Shy(繊細)な方が用心深くて有利な気がするのだが。


・共著者に入れてもらったシロウオ論文がアクセプト。

竹垣 毅・松本 有記雄・川瀬翔馬・井手勇旗・佐藤成祥. (in press)
シロウオ Leucopsarion petersii 雄の同時的複婚の可能性
日本水産学会誌

共著に入れてもらったので、来週のシロウオ調査も手を抜くわけにはいかなくなった。・・・別に今までも抜いていないけどね。本当だよ!


・で、来週頭は海外学振の締め切りなのでしこしこ書いている。

一年ぶりに書いているけど、今年は業績欄を書くのが楽しかった。あとは相変わらず苦しんでる。鬼のように潜って野外調査をしますという内容にしているが、どうなることやら。ちなみに調査地はカリブ海。超行きたい。

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プロフィール

HN:
Norico
年齢:
44
HP:
性別:
非公開
誕生日:
1980/08/19
自己紹介:
イカの行動生態学を研究しているポスドクです。

研究テーマは繁殖行動の進化・・・
ざっくり書くと、どんな雄がモテるのか、メスはどんな雄が好きなのかということを研究してます。

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