NoriyosiBlog

イカの行動生態を研究しているポスドクのブログです。調査や研究のこぼれ話からポスドクの生き様などを紹介できればいいなぁ。

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西表島での採集調査から帰ってきた。

はじめての西表。
水温３０度。気温も高く、透明度も３０ｍ先が軽々見えるほど。
滞在中は天気もすこぶる良く、サンゴの海のダイビングに南国を感じた。

しかし、毎度毎度、調査というのは因果なもので
いろんな場所に行くことはできるが、たいていは観光なんてできない。
調査の準備最優先だから、そこの下調べなんてほとんどしない。

なので、現地に行って、余裕ができたときに
観光でもしようかなと思っても、どこに行けばいいのかよくわからないことがほとんどだ。

でも、今回泊まった民宿の女将はとても生き物に詳しい人で、
中日の夜に山に連れて行ってくれて、いろいろと生き物を紹介してくれた。
飯もうまく、値段も安くて、あたりの民宿だった。

調査の成果も上々だったし、今回のフィールド運は最高だった。

さて、来週は函館で１週間。
南から北へ。
ウェットスーツからドライスーツへ。

忘れ物の本当に心配だ。

助成金ほしいの～

助成金の申請書と格闘する一日。

来年から始まる海外学振生活を考えると、
JSPSから頂く予定の研究活動費をなるべく生活費にまわしたい。
そうなると是が非でも助成金をこの手にしておきたい。

一般的に海外学振をもらった人はどうしているのかなぁなんて思って
いろいろネット上を調べたら、ほとんどの人はラボ系で
研究室から研究費が出ているみたい。

一方のフィールド調査メインの俺はあくまで独自の研究なので
ボスにそれをねだるわけにはいかないわけで。
そりゃぁ、申請書にも力が入るってもんだ。

しかし、ここ最近、助成金には片っ端から振られている。
学振のネタと被らないようにサブテーマで書いているせいなのかもしれないが。

なんとか一つでも引っかかってくれれば助かるのだが。

ようやくゴジラ見てきた

ハリウッドゴジラ見てきた。

特撮ファンの前評判が良かったせいで期待値を上げすぎた。
正直、パシフィックリムほどではなかった。

ゴジラの描き方も良かったし、バトルシーンの出来も良かったんだけど、
何かもひとつ燃えなかった。

で、いったい何が足りなかったのか考えた。
で自分なりの結論はテーマ曲だ。
やっぱりあのゴジラのテーマや、自衛隊のマーチがないと気分が乗らないんだ。

音楽って重要だからなぁ。

そうはいっても、特撮ファンを満足させる基準は満たしていた気はする。
前回のハリウッドゴジラはトカゲだったからなぁ。
ミサイルで簡単にやられちゃったし。
ゴジラではまったくなかったから。

自分がアツくなったところは最初に火炎放射をするシーンかな
とてもかっこいい画だった。

隣の苦労を尻目に読書

同僚が公募書類に四苦八苦しているのを
たいして就活していない俺が横から見ている。
やっぱり教育についての抱負が難しいポイントらしい。
その後はボスと同僚と３人で私立大と国立大の年収の違いとかについてくっちゃべったり。

そんななか、流れを無視して唐突に最近読んだ本の話。

タコの教科書

外国のジャーナリストが書いたタコの本。
生態や知能といった科学的な側面だけでなく、料理や芸術についても書かれている。
個人的には細かい繁殖生態の話をもっとしてほしかったが、専門書じゃないし、しょうがないね。
ジャーナリストが書いただけあってとても読みやすい。

タコを使った知能の研究は、世界的に有名な
ナポリにある初めての臨海実験所とかかわりが深いそうで、
そこらへんの研究の歴史は大変ためになった。

俺もそろそろ知識の幅を広げていかないと。

台風一過

幸いにも台風の影響はそんなに大きくなかった。

ここんところの大雨続きに加えて今回の台風ということで、
採集プランが狂いに狂ったが、こっからなんとかなるかなぁ。

沿岸、それも海水流入があまりない、内湾では大雨の影響が大きい。
川から大量の泥水が流れ込むので、次の日は抹茶色の海になり、
潜ってもまったく見えなくなってしまう。

ヒメイカがいるのも今月が最後なので、張り切ってまいろうぞ。