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NoriyosiBlog

イカの行動生態を研究しているポスドクのブログです。 調査や研究のこぼれ話からポスドクの生き様などを紹介できればいいなぁ。

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無題

学生からクリスマスの予定を聞かれたが、特に予定が無い。
せっかくなので公開直後のスターウォーズでも見に行こうかなと答えたところ、
彼もちょうど見に行くところだったので、それでは一緒に行こうという事になった。

彼の話ではイギリスも映画館のほとんどがシネコンに置き換わっているそうだが、
そんな中、アベリストウィスの映画館は小さいが古い感じで趣深いということ。
期待して行ってみると、想像以上にいい雰囲気の映画館だった。
エントランスから5歩くらい空いてすぐにチケット売り場がと売店が並ぶくらいの狭さ。
しかし、シアター自体は300席ほどあってちゃんと映画館している。
ただ、ちょっと特別なのが、パブも映画館内に併設されていること。
これもイギリスでもあまりないらしい。

スターウォーズ公開直後ということで混雑することが懸念されると思いきや、
そこは人口の大半が学生の田舎町。
クリスマス休暇でその多くが帰省していてすっかり物静かになっている。
見に行くには絶好のタイミング…
だと思っていたが予想以上に観客は多く、結局満席だった。
中にはダースベイターやストームトルーパーのコスプレをしているファンの姿も。
公開から数日経っていたのでそういう人はいないと思っていたのだが。
熱狂の欠片を見た気がしてちょっと嬉しい。

高ぶりのままに普段は買わないポップコーンと、パブでビールを買って準備万端。
CMが始まり、新作情報が終わると突然幕が下り、スクリーン横の壁が空いた。
本編の前に改めてアイスやお菓子の販売が開始。
不思議に早く映画をはじめろよという気持ちは湧かない。
なんとなく懐かしい感じがしたのは同じような経験があったからだ。
確か、自分の小さいころも映画館で駅弁の売り子のようにアイスの販売があったと思う。
自分はすっかりこの映画館が好きになってしまった。

そして肝心の映画も満足の出来だった。
当然ながら前編英語で、英語の字幕さえない。
なので、会話はほとんど理解できていないが、そこはアクション映画。
なんとなくは理解できた。
今回は3Dしか選択肢が無かった。
アバターで見て以来、それほどいいとも思わなかったので、2Dを選択してきたが、
3Dがこんなに迫力があると思わせてくれたのは作品の力のせいなのだろうか。

さて、もう一回くらい観に行っておきたいところだが、
それまでに内容のネタバレをしているサイトを探さなくては。
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別キャンパス見学

研究室の学生が少し離れたキャンパスに車で連れて行ってくれた。
サンプルを持っていけばここのスタッフがシークエンスしてくれるそうな。

植物の研究室がメインとしているキャンパスなのだが、まぁ驚いた。
次世代シークエンサーが5つも設置されている。
前の職場で最先端と謳っている施設にも次世代シーケンサーは一つだけだ。
それでも感心していたのだが、用途が違うものとはいえ5つもあるとは恐れ入った。

他にも内部を案内してもらったのだが、
巨大な温室に、これまた巨大な実験システムが。

ベルトコンベアーで植物の鉢が、車庫のような建物に次々と自動で運ばれていく。
話を聞くと根から葉まで、3次元で構造をスキャンする機械らしい。

何をしているのかは分からないが、
すごいことをしているんだろうなと感じさせる力はこれまでで一番だった気がする。
カミオカンデとか見学したらこんな気分を味わえるのだろうか。

今まで田舎の小さな大学としか見ていたかったアベリストウィス大学だが、
その本当の力をはじめて見た一日となった。

考察についての迷い

今日も今日とて論文書き

完成まであとちょっとという段階まで来ているのだが、
ディスカッションを書いていて筆の進みが遅くなる。

自分もそこそこの数の論文を書いてきたのだが、
改めて思うのだ。ディスカッションの書き方が下手だと。
論文を書く時に、最も指が止まっているのはこの部分である。
もちろん、引用について調べる必要があるので時間がかかるのは分かるのだが、
それ以外の部分、つまり、構成についてよく分からなくなる。

さすがに出てきた結果について余すことなく検討するというのは理解しているのだが、
どのような構成で議論を繋いでいけばいいのか、理想形が見えていない。
私は流れるように書きたいのだ。

そんなこともあって、今日はディスカッションに絞って論文を読んでみた。
良く考えると今まで構成に焦点を当てて読んだことは無かった。

で、何本か読んだ結果、分かったことは
ファーストパラグラフは一番の発見について検討
その後は残りの結果や、ウィークポイントの補強を順不同で続き、
最後に結論と言いう形をどの論文も取っていたということだ。

う~ん。これは今まで意識してきたことと変わりないでは無いか。
やっぱりこれしかないんだな。迷う必要はなかった。
迷いながら書くしかないのだ。

あぁ、もっとスラスラ書けるようになりたいなぁ。

はじめての本格クリスマスディナー

さすがイギリス。クリスマスへの盛り上がりが日本とは一味違う。
11月中旬くらいからテレビCMはクリスマスギフト一色だ。
街もクリスマス用のライティングが始まった。

日本では普通に暮らしていたら意識しなかったことだが、
やっぱりこっちでは一大イベントなんだろう。

そして先週末はラボメンバーでのクリスマスディナーに行ってきた。
レストランはいろいろ選べたが、初めて本場のクリスマスを味わう私のために
伝統的なクリスマス料理が出るレストランでやることになった。

席に着くとまずはクリスマス用のクラッカーを開ける。
隣の人と引っ張り合って開ける。別に音は鳴らない。
中には紙でできた王冠とおもちゃ、そしてジョークカードが入っている。
王冠を被りジョークを読みあってスターターが来るまで楽しむわけだ。

そこにスターターがくる。私のはパテだ。
別に好きではなかったが、これも伝統的だと言われたから選んでみた。
塩気が強くてなかなかおいしかったが、ちょっと多かった。

メインはもちろんターキーだ。
想像していたのはいわゆるローストチキンのような、鶏の形が分かる料理だったのだが、
実際は食べやすいように切り分けられて出てきた。
しかし、これがまた量が多い。

やっとのことで食べ終わったころにデザートが出された。
クリスマスプティングがクラシカルと言われたが、
同僚からとても重いよとの忠告があったのでチーズケーキを選んでいた。
いつもどうでもいい無茶をする自分にしては
この時ばかりはいい判断をしたと思っていたのだが、
ところがどっこい、チーズケーキにかかっているベリーソースの酸味がきつすぎる。
こっちはこっちで食べきるのがなかなかに辛い。
なんとか食べきった時にはすっかり具合が悪くなっていた。

クリスマスディナーがハイボリュームなことは今回の事でよく分かったので、
次のクリスマスは普通のご飯を選ぶことにしようと思う。
なんか辛い体験になってしまったが、この日は共同研究者から
論文アクセプトの知らせが届いていたのでそうはいっても気持ちよく祝うことが出来た。

ただ、今週もクリスマスディナーがあるんだよな。
今度は所属部署全体の奴で、しかもなぜかメインをターキーにしているという。
何してんだよ…

電車トラブル

日本から帰ってきた。
実は学会参加のため7か月ぶりの帰国をしていた。
で、十二分に日本を満喫しての再渡英。

今回はロンドン経由で帰ってきた。
慣れていて単純な乗り換えのバーミンガムに比べて
不慣れで複雑な交通網のロンドン
この状況をカバーするために、しっかり路線を調べ
電車のチケットを事前に予約していた。

ヒースロー空港からユーストン駅までは順調。
そこからまずはバーミンガムまで行くのだが、
時刻表を調べると、予定の時間に予約していた列車が無い。
んで、駅員に確認したところ、
「あなたの電車は20分早まって、3分後に出るところだよ」
なんだよそれ。

ということで、ダッシュで電車に乗り込む。
遅延では無く、急な切り上げとは恐れ入ったが
それでもなんとか対応することが出来た。
後はバーミンガムで乗り換えるだけ。
そこからは慣れた経路だ。

席に着くと、安心と移動疲れで睡魔が急に襲ってきた。
いつの間にか眠りに落ちていて、起きた時には到着予定時刻。
しかし、行けども行けども到着する兆しが無い。
まさか寝過ごしたかと焦り出したところにアナウンス。

「この電車は信号トラブルにより予定より到着が40分遅れています。」

なんじゃそりゃ。
このままでは予定の乗り換え電車の時間に間に合わない。
その後ものろのろ電車は進み、目的地に着いた時には1時間20分遅れ。
予定より20分早い電車に乗ったのに大幅に到着時刻は遅れ、
予定の電車どころか、その次の最終電車にも乗ることが出来なかった。
あえなくバーミンガムで一泊することに。

イギリスの電車事情に翻弄された一日だった。

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プロフィール

HN:
Norico
年齢:
44
HP:
性別:
非公開
誕生日:
1980/08/19
自己紹介:
イカの行動生態学を研究しているポスドクです。

研究テーマは繁殖行動の進化・・・
ざっくり書くと、どんな雄がモテるのか、メスはどんな雄が好きなのかということを研究してます。

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