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NoriyosiBlog

イカの行動生態を研究しているポスドクのブログです。 調査や研究のこぼれ話からポスドクの生き様などを紹介できればいいなぁ。

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最後はこの部屋で

そういえば昨日、帰宅すると大きめのゴキブリの死体が部屋にありました。

殺虫剤や罠などはまったく仕掛けていないのに、何故、家で死んでいるんだろう。
死期を悟ったゴキブリが最後にたどり着いたのが自分の部屋だった的なことでしょうか?
だとしたら、とてもいい話・・・ではなく最高に迷惑な話です。

ゴキブリのいない北海道育ちなので、ゴキブリはそんなに得意じゃありません。
はじめて北海道から出てきて、ゴキブリと出会った大学一年生。
昆虫は全然平気な自分が、あまりの恐怖に、
椅子の上に立って、そのとき持っていたBB銃をとりあえず乱射
この不名誉なゴキブリデビュー戦の記憶は今でも忘れていません。

ゴキブリって見た目はカブトムシとかと大差ない、いわゆる昆虫っぽい体つき。
ミミズとかナメクジとかよりも見てくれは良く、毒も、刺したりもしないのに
抜群の嫌悪感があるのは間違いなく、動きによるものですよね。
あの最初からトップスピードで走り回る様がまったくもって頂けない。
動きがゆっくりだったら、ここまで嫌われていないでしょう。
人間に置き換えても、急に高速で動き回る人は確実に嫌われると思います。

・・・なんで、最後に人間に置き換えたんですかね。
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ちょっとここらでイカの本

論文書きの息抜きに研究室の本棚にあった一冊を読んでいます。



いろいろな研究者と話していて時々思うのは、自分は研究の歴史等にとても疎いということです。
知っておくべき有名研究者の名前や研究の歴史上重要な研究機関、大学についての知識が非常に乏しい。
そんな僕ですが、研究者にまつわる面白いエピソードはその人が有名だろうが無名だろうが大好物です。

自分の専門であるイカについても、自分に関係する研究者しか名前を知らない僕ですが、
この本は結構、余談が多く、海外のイカ研究者の話がちょくちょく出てきます。
MoynihanやMessenger、Young等、名前や研究分野については知っていても
どういう人かまったく知らなかったりするがっくり研究者の僕には
彼らが何を成し遂げたのかという話はとても面白かった。
(反面、アマゾンのレビューを見ると、この余談について結構マイナスの意見が多かったようですね。)

余談についての感想しか言っていませんが、
メインが面白くないわけではありません。
サルやイルカといった頭脳が発達した動物と同様、
イカも自分自身の姿を認知できるのか確かめるために、鏡を見せる実験はとても面白い。
ただ、残念ながら、すでにシンポジウムでご一緒したときにお話を聞いていたものですから。

イカの一般書はすでにイカ界の巨人、奥谷先生が編集しているイカ本が何冊かあります





が、これらは一般書とはいっても、今一歩専門的な感じが抜けません。
複数人でいろいろな話を持ち寄っているため、紙面が限られるせいかもしれませんし、
一冊を一人で書きあげてるI先生の本のほうが、情熱の度合いが違うためかもしれません。

ここまで書いていながら、購入していないのは
イカ研究者的にどうかと思いますが、
そんな奴は僕だけじゃないよね。

お盆に鳴り響く爆竹

長崎は本日、精霊流しでした。

精霊流しってこうね、厳かにしんみりと死者の魂を弔う行事なのかなと勝手にイメージしていましたが、
どうやら灯篭流しと勘違いしてたみたいです。
まったく違うのね。

夕方から、そこかしこでけたたましく鳴り響く破裂音。
見ると、山車?を引いた人たちが道路を練り歩き、爆竹をばら撒いている姿が。
そして道路には大量の爆竹の残骸が。
どうやらこれが精霊流し。

聞いた話だと、中には爆竹を通り過ぎる車にぶつける悪い人もいるとか。
さらに、最後の方は爆竹があまるので、一気に火をつける人も多く、過激であるという話も。

精霊流しについて僕と同じような勘違いをしていた人は多いのでは?

論文作りに集中できね~

長崎の野良猫は警戒心が強い気がする。
寄ってこないし、こちらから近づくとすぐ逃げてしまう。
無類の猫好きである僕としては残念なことこの上ないのですが、
ようやく、一匹の猫からおさわりの許可を得ることが出来ました。
名前はニャン次郎(仮)。
帰る途中に1分ほど撫で回すのが、最近のストレス解消です。

さて、一週間前に再投稿したイカ論文も海鳥論文と同じくまったく進展無し。
編集者が夏休みか、オリンピックに熱中していたことを祈るばかりです。
どうか、リジェクトするかどうかで悩んでいることのないように。

こういう、判断がくだるまであとちょっと、という猶予期間は集中力が大幅半減してしまいます。
せっかく時間があるんだから次の矢を放つべく、シコシコ論文を書けばいいのに、
論文書きの進まないことったらありゃしません。

唯でさえ、集中力が無い人間だというのに。
気を晴らすが如く、猫を弄くり倒してます。

ちなみに、もし猫を飼うならライオンという名前にしようと思っています。

人生に影響を与えた作品はありますか?

海底2万マイルという本をご存知でしょうか?
フランスの小説家、ジュール=ヴェルヌが1870年に発表した冒険SF小説です。
ディズニーで映画化され、ディズニーシーでもそういう名のアトラクションがあったと思いますので、
名前だけは知っている人も多いと思いますが、本自体を読んだ人は少ないのではないでしょうか。

当然、僕も読んだことありません。

読んだこともないのに何故、偉そうに海底2万マイルについて語ったのか。
つい先日、深海生物について書いたある本を読んでいたとき、この本の名前が出てきました。
そして、昨年、久々に見た名作映画、バック・トゥ・ザ・フューチャー3のあるシーンを思い出したのです。

ドクがクララに、子供のときに海底2万マイルを読んで一生を科学に捧げようと思ったと興奮気味に話すワンシーン。

とても素敵なシーンです。

彼のように一生を捧げようとは思いませんでしたが、
僕も現在の研究の道をなんとなく志すきっかけになった本、・・・・ではなく映画があります。
確か中学2年生の時に映画館で見たジュラシックパークです。

主人公のグラント博士が実際に恐竜と出合った時に感激する様、
恐竜がどんな行動をするかを一人だけ分かっちゃう様子なんかを見て、
ぼんやりと学者に憧れた記憶があります。

基本的には消去法で人生を選択してきたのですが、
この映画を見た当時の記憶が僕の進路選択に少なからず影響を与えているのは間違いありません。

海底二万マイルという本の名前からふとそんなことを考えていました。
そして、ドクの人生を決定付けた海底二万マイルがちょっと読みたくなりました。

実際はバック・トゥ・ザ・フューチャーの方がすぐにでも見たいです。

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プロフィール

HN:
Norico
年齢:
44
HP:
性別:
非公開
誕生日:
1980/08/19
自己紹介:
イカの行動生態学を研究しているポスドクです。

研究テーマは繁殖行動の進化・・・
ざっくり書くと、どんな雄がモテるのか、メスはどんな雄が好きなのかということを研究してます。

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