論文の投稿ですが、ほとんどの雑誌は今やインターネットを通してファイルをアップロードする方式になっています。
この方式ですが、サイトで投稿した論文が現在どのような状況にあるかを
Statusという項目で確認することが出来るようになっています。
宅配便の配送状況確認みたいなものですね。
確認できるのはいいのですが、これがなかなかに曲者でして。
一般に論文は投稿してしばらくの間は編集者が雑誌にふさわしい内容かをチェックすることからはじめます。
このときのStatusは
editor assignedのように表示されます。
この期間はだいたい1週間、長くて2週間くらいでしょうか。
内容が雑誌と合っていると編集者が判断すれば、次に数人の査読者に渡されます。
このときは
Under reviewとなります。
これが1ヶ月から1ヵ月半、対応が遅い査読者にまわれば数ヶ月かかります。
査読が終わって編集者が論文への対応を決める段階になると、
Statusは
required reviews completedとなって、
論文を受理するかどうかの判断結果が通知されます。
このように論文は投稿から審査結果が返ってくるまで時間がかかるものなので、
一度under reviewになれば、Statusはいちいち見なくてもいい、というか時間の無駄でしかないのですが、
僕のような小物はほぼ毎日、雑誌のサイトにログインしてStatusを確認してしまうのです。
さて、熱心な確認作業のかいあってか
現在投稿中の海鳥論文がrequired reviews completedとなったのが、10日ほど前です。
いまだに返事のメールが届きません。
査読者の回答が割れ編集者が対応に迷っているのでしょうか。
いずれにしても日を重ねるごとにリジェクトという言葉が頭を過ぎる様になりました。
もうリジェクトは嫌じゃ~。
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