研究室のみんなで今盛り上がっているのがチョコボールです。
銀のエンゼルだったら5つ、金なら1つでおもちゃの缶詰があたる!でお馴染みのあのチョコボール。
宇宙缶と地球缶を手に入れるために、メンバー全員で毎日一つ購入しています。
期待に胸を膨らませて開封していると、大学4年生の研究室の思い出が浮かびました。
その当時はチョコエッグ、チョコQなどの食玩ブームが吹き荒れていた頃。
動物のフィギュアが多く、理系の生物好きなコレクター気質満載の男子学生のハートを直撃。
競うように食玩を買い漁り、研究室に陳列していたものです。
数あるフィギュアに紛れてめったに出ないフィギュア: シークレットの存在もコレクター魂をくすぐりました。
しかし、シークレットは中々出ない。
おまけに一度買ったものが、ダブるので、すべてのフィギュアをコンプリートすることは困難を極めました。
そんななか、一人の男が立ち上がりました。
大学院生のO先輩です。
彼は購入するたびに普段は魚の重さを測るために使っていた精密測りで
正確にお菓子の重さを計測し、記録するという頭脳戦法に。
そして、ある程度の重さが分かったところで、重さリストと携帯型の小型の測りをスーパーに持ちこみ、
お菓子売り場で計測するという荒業に出たのです。
どう考えても店内でお菓子を計測する姿は怪しさギリギリ・・・というか完全にアウトなんですが、
キャンパスがど田舎にあった地の利か、おおらかな店員さんは何も聞かなかったそうです。
というか危ない奴だと思われて声をかけなかっただけかも。
そんな間違った努力の果てに、O先輩は見事シークレットも含めてすべてのフィギュアをコンプリートしていました。
すばらしい研究者スピリットですね。まったく尊敬はしませんが。
こういうのを野放しにするとマッドサイエンティストとかになるのかもしれません。
そんな懐かしい思い出を胸に、僕も張り切って毎日チョコボールを買っていこうと思います。
PR