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NoriyosiBlog

イカの行動生態を研究しているポスドクのブログです。 調査や研究のこぼれ話からポスドクの生き様などを紹介できればいいなぁ。

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論文作りに集中できね~

長崎の野良猫は警戒心が強い気がする。
寄ってこないし、こちらから近づくとすぐ逃げてしまう。
無類の猫好きである僕としては残念なことこの上ないのですが、
ようやく、一匹の猫からおさわりの許可を得ることが出来ました。
名前はニャン次郎(仮)。
帰る途中に1分ほど撫で回すのが、最近のストレス解消です。

さて、一週間前に再投稿したイカ論文も海鳥論文と同じくまったく進展無し。
編集者が夏休みか、オリンピックに熱中していたことを祈るばかりです。
どうか、リジェクトするかどうかで悩んでいることのないように。

こういう、判断がくだるまであとちょっと、という猶予期間は集中力が大幅半減してしまいます。
せっかく時間があるんだから次の矢を放つべく、シコシコ論文を書けばいいのに、
論文書きの進まないことったらありゃしません。

唯でさえ、集中力が無い人間だというのに。
気を晴らすが如く、猫を弄くり倒してます。

ちなみに、もし猫を飼うならライオンという名前にしようと思っています。
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査読が終わったはずなのに

論文の投稿ですが、ほとんどの雑誌は今やインターネットを通してファイルをアップロードする方式になっています。

この方式ですが、サイトで投稿した論文が現在どのような状況にあるかを
Statusという項目で確認することが出来るようになっています。
宅配便の配送状況確認みたいなものですね。
確認できるのはいいのですが、これがなかなかに曲者でして。

一般に論文は投稿してしばらくの間は編集者が雑誌にふさわしい内容かをチェックすることからはじめます。
このときのStatusはeditor assignedのように表示されます。
この期間はだいたい1週間、長くて2週間くらいでしょうか。
内容が雑誌と合っていると編集者が判断すれば、次に数人の査読者に渡されます。
このときはUnder reviewとなります。
これが1ヶ月から1ヵ月半、対応が遅い査読者にまわれば数ヶ月かかります。
査読が終わって編集者が論文への対応を決める段階になると、
Statusはrequired reviews completedとなって、
論文を受理するかどうかの判断結果が通知されます。

このように論文は投稿から審査結果が返ってくるまで時間がかかるものなので、
一度under reviewになれば、Statusはいちいち見なくてもいい、というか時間の無駄でしかないのですが、
僕のような小物はほぼ毎日、雑誌のサイトにログインしてStatusを確認してしまうのです。

さて、熱心な確認作業のかいあってか
現在投稿中の海鳥論文がrequired reviews completedとなったのが、10日ほど前です。
いまだに返事のメールが届きません。

査読者の回答が割れ編集者が対応に迷っているのでしょうか。
いずれにしても日を重ねるごとにリジェクトという言葉が頭を過ぎる様になりました。

もうリジェクトは嫌じゃ~。

人生に影響を与えた作品はありますか?

海底2万マイルという本をご存知でしょうか?
フランスの小説家、ジュール=ヴェルヌが1870年に発表した冒険SF小説です。
ディズニーで映画化され、ディズニーシーでもそういう名のアトラクションがあったと思いますので、
名前だけは知っている人も多いと思いますが、本自体を読んだ人は少ないのではないでしょうか。

当然、僕も読んだことありません。

読んだこともないのに何故、偉そうに海底2万マイルについて語ったのか。
つい先日、深海生物について書いたある本を読んでいたとき、この本の名前が出てきました。
そして、昨年、久々に見た名作映画、バック・トゥ・ザ・フューチャー3のあるシーンを思い出したのです。

ドクがクララに、子供のときに海底2万マイルを読んで一生を科学に捧げようと思ったと興奮気味に話すワンシーン。

とても素敵なシーンです。

彼のように一生を捧げようとは思いませんでしたが、
僕も現在の研究の道をなんとなく志すきっかけになった本、・・・・ではなく映画があります。
確か中学2年生の時に映画館で見たジュラシックパークです。

主人公のグラント博士が実際に恐竜と出合った時に感激する様、
恐竜がどんな行動をするかを一人だけ分かっちゃう様子なんかを見て、
ぼんやりと学者に憧れた記憶があります。

基本的には消去法で人生を選択してきたのですが、
この映画を見た当時の記憶が僕の進路選択に少なからず影響を与えているのは間違いありません。

海底二万マイルという本の名前からふとそんなことを考えていました。
そして、ドクの人生を決定付けた海底二万マイルがちょっと読みたくなりました。

実際はバック・トゥ・ザ・フューチャーの方がすぐにでも見たいです。

受理までもう少し

Revise原稿を投稿していたイカの論文が返ってきました。

すでに3人のreviewer(査読者)からMajor revision(大幅な修正が必要)という判定を受けていたものですが、
今回はMinor revision(細かい修正で受理)という結果に。

前回投稿してから2ヶ月経ってからの返信で、ちょっと長いなと感じていたのですが、
どうやら、最初のreviewerのうち2人が返事をしなかったようで、もう一人査読者が追加されていたみたいです。
一本の論文にreviewerが4人ついたのは僕にとってこれが初めて。

それでも、追加されたreviewerも含め全体的に好ましい評価で、
直すところは言葉遣いと、文章の構成といったところ。
ようやくあとちょっとのところまで来ました。

思えば、この論文を初めて投稿したのは去年の9月。
それから、3つの雑誌にreject(不受理)をくらい、ここまで引っ張ることに。
長かったなぁ。しかし、ようやくこれで俺も・・・

とか言っていたら、逆転サヨナラリジェクトとかありそうなんで、
最後まで気を引き締めます。

桃鉄を参考にした新しい旅のご提案



地方都市の名物、名産品は桃太郎電鉄(通称:桃鉄)で覚えたといっても過言ではないでしょう。
説明するまでもないですが、このゲームは鉄道会社の社長となって目的地の都市をめざし、
道中、日本全国の様々な駅の物件を買って収入を増やしていくという、早い話がスゴロクです。

長崎といったらカステラくらいのイメージしかなかったのですが、
このゲームのおかげで、びわゼリーなるものが存在することを中学生くらいのときにすでに知っていたのです。

この本は2010年度版の桃鉄に存在する都市とその物件、
元となった実際のお店を紹介するというシンプルな内容なのですが、
観光下手な僕が求めていたのは、まさにこういう本。

さっそく長崎の物件リストを確認してみました。
・角煮まんじゅう屋
・びわゼリー屋×2
・長崎チャンポン屋
・トルコライス屋
・しっぽく料理屋
・カステラ屋×2
・チョコカステラ屋
・中華飯店

このうち、僕が長崎に来てまだ食べていない、行っていないのは
・びわゼリー
・しっぽく料理
・カステラ
・チョコカステラ

九州にせっかくいるんだし、北海道出身としてはいずれ他の県もまわったりしてみたい。
それならば拠点となる長崎をおさえておかなければいけないのではないか。

ということで、買ってきました松翁軒のチョコカステラ、チョコラーテ


・・
・・・
これは上手い。
しっとりしてて普通のカステラより好きかも。

って、グルメブログでもないし味とかはどうでもいいや。
ここで、僕の脳裏に九州物件駅制覇というくだらない目標が浮かんでいるのですが・・・
どうしてくれよう。

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プロフィール

HN:
Norico
年齢:
44
HP:
性別:
非公開
誕生日:
1980/08/19
自己紹介:
イカの行動生態学を研究しているポスドクです。

研究テーマは繁殖行動の進化・・・
ざっくり書くと、どんな雄がモテるのか、メスはどんな雄が好きなのかということを研究してます。

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