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NoriyosiBlog

イカの行動生態を研究しているポスドクのブログです。 調査や研究のこぼれ話からポスドクの生き様などを紹介できればいいなぁ。

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補欠繰上げ来た!

海外学振の追加採用が決定。

例年のパターンから
一月か二月の末なのかと思っていたが、
先週の金曜日の夕方にJSPSからメールが
でも、ちょっとあぶなく誤爆するところだったり

追加採用についてというメールをもらって
勝手に採用が決ったと勘違いし、研究室のみんなに
「海外学振に決りました(にんまり)」なんて報告する。
 ↓
同僚に、どうゆう通知が来たんですかと聞かれる。
 ↓
これだよとメールを見せると、
「これって追加採用があったからサイトで確認してくださいっていう意味じゃ・・・」
と同僚に指摘される。
 ↓
超焦る。

まぁ、結果的に採用されていたから良かったものの。
落ちてたら最悪だった。特に最初のにんまりが。

しかし、改めて不思議に思う。
学生時代は不採用C判定をもらっていた自分が、
学振、海外学振と補欠ながらにも採用されたなんて

とはいってもこの結果が良く転ぶのかは分からない。
就職活動を捨てて、PDライフを延長する先にあるのはどん詰まりかもしれないし。
ただ、がっつりの野外観察はしてみたいし、年齢的にもそれをやれる最後のチャンスな気がする。

どん詰まりにしないために出来ることはとにかく論文を書くことだろう。
そういうわけで、今年もガシガシ論文書いていきます。

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新年ですね。

年末には反省日記でもつけるかなと思っていたら、
実家でのネット接続が思うように行かずあきらめたでござる。

そういうわけで今年もすでに8日が過ぎたわけだけど・・・
まずはよろしくお願いしますということで。

実家ではスキー三昧だったことを研究室で楽しげに話すと、
どうやら研究室の皆は年明け早々風邪でダウンしていたらしく
もれなく怒りを買うことになりボスからは骨折すればよかったのにと言われる始末。

これは俺の一人勝ちということですよね。
今年はいい一年になりそうだ。

一日中はとても滑れそうに無いです。2時間券で十分

今年の正月は実家で過ごすことにした。
正月を両親と過ごすのは5年ぶりくらいだろうか。

去年はポスドク1年目ということもあり水槽実験のプランが不透明だった
そんなことを理由にして長崎での年越しを選んだ。
その前は学振の面接結果を待ってもやもやしながら静岡で過ごし、
さらに前はマグロ漁船でのとてもおめでたい年越しだ。

帰省の理由はいろいろあるけれど、北海道でスキーを楽しみたいのはその一つ。
今年の夏に実家に帰った時のこと
親父がカナダでヘリスキーを楽しんだ映像を見せられて、
高校の友人と飲んだ時はスキーの話に花が咲き、
スキー熱が軽く燃えたのだった。

高校生のとき以来購入していなかったスキー靴も新しいのを買っちゃったりして。
北海道は年明けは大荒れらしいけど、久々のパウダースノーがいまから楽しみだ。

・・・なんて書いちゃうと
実際は行かなかったりするから恐ろしい。

フリーソフトなのに、すばらしいアフターサービス

親子判定に苦戦中だ。

これの解析にはいくつかあるのだが、
現在とりくんでいるのは、解析する子供の親候補が雄、雌ともに複数であり、
かつ親は1個体しかDNAを回収できていない状態の野外卵塊の父子判定

こっちとしては、その唯一DNAを回収した1個体の父性割合と
どれくらいスニーカーが関わっているかが知りたいわけだ。

で、一つ目のDNAを回収した個体の父性は
子供との遺伝子の共有の有無を確認することでなんとかなるのだが、
問題は、どのくらいのスニーカーが関わっているかについてだ。

これにはColonyというソフトウェアがいいとの情報から、
ここ最近はずっとこれに取り組んでいたのだが、これがなかなか上手くいかない。

DNA情報が分かっている親個体の情報も追加入力できるのだが、
バンドを共有していない個体と親子関係があるという結果が出るは
挙句の果てにはエラーが出て、結果のファイルを送ってくれなどと出る。
ただのエラー報告だろうけど、しょうがないから宛名も着けず、
表示されたアドレスにそのファイルを送った。

すると、次の日にColonyの開発者から
バグを直したので、新バージョンを送ってあげるとの丁寧な返事が。
これはチャンスと思い、結果のおかしな点について質問すると、
すぐさま的確なアドバイスが返ってきた。

解析の際に、良かれと思って少ない個体数(50個体ほど)だが、
野外個体群のアリル頻度のデータも追加情報として入力していたのだが、
どうも、これに出てきたアリルが子供にほとんど無かったのが解析ミスの原因だとのこと。
で今度はアリル頻度データ無しで再解析するとあっさりと解決。

いろいろと扱いが難しいところもあるソフトだけど
開発者はとても良い人だというのは重要なポイント。

探し物は見つからず、余計なもので脱線する。

2ヶ月ぶりのフィールド調査。

昨年の調査結果と同様、今月もヒメイカはまったく無し。
大村湾は水温が12度まで低下しており、
アマモもほとんど成長しておらず、パヤパヤ状態であり、
生物もエビ類ばかりで面白みの無い水中だった。

ダラーとアマモを掻き分け掻き分けしていると、
アマモに紛れて無数の触手が砂地から生えているのに気づく。
軽く触れるとゆっくりとうねりながら触手を引っ込めた。
ムーミンに出てくるニョロニョロみたいでほほえましい。
どうやら多毛類の一種らしいが、いったいなんという種なのか。

帰ってからウェブでゴカイなどを調べていると、衝撃的な映像を発見。

攻撃的な3mの巨大ゴカイ「オニイソメ」(動画)


カサゴを捕食して一瞬で砂の中に引きずり込む様は
ハリウッド映画で作られたモンスターのようで恐ろしい。

そんな映像は見つかったのだが
結局、目的のものが何だったのかは分からずじまい。
そういうもんですよね。

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プロフィール

HN:
Norico
年齢:
44
HP:
性別:
非公開
誕生日:
1980/08/19
自己紹介:
イカの行動生態学を研究しているポスドクです。

研究テーマは繁殖行動の進化・・・
ざっくり書くと、どんな雄がモテるのか、メスはどんな雄が好きなのかということを研究してます。

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