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NoriyosiBlog

イカの行動生態を研究しているポスドクのブログです。 調査や研究のこぼれ話からポスドクの生き様などを紹介できればいいなぁ。

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久々の輪読会

Behavioural Responses to a Changing World:Mechanisms and Consequences

輪読会なんて何年ぶりだろう。
うちの研究室は二人のポスドク以下は修士2人、学部生1人という構成なので、
英語の本を読み回していくにはかなりきつい状況だが、
ボスも自分も同僚も輪読にチャレンジしてみたい気分だったので強行することに
そして、本日記念すべき第一回を迎えたわけだ。

行動生態の研究は産業に関係しないのはもちろんのこと、
普通に研究していると環境保全にすら関わってこない分野である。
地球温暖化とか多様性うんぬんなどと関係していると
なんというか、助成金の申請やビックプロジェクトへの参加の道も見えてくるが
そういうのがないのがこの分野のいいところでもあり、つらいところでもある。

そこをどうこうできないかというボスのナイススケベ根性とそれに力強く賛同するポスドクの思いによって選ばれたのが今回の本である。
幸いなことに、外部からもポスドク以上の若手研究者が数人参加してくれることになった。
とてもいい状況だ。

この本は17章に分かれているが、それぞれの章の長さが10ページくらいとあまり長くない、
つまり読みやすいところがいいポイントなのだが
本日の第一章は変化に対する応答について数理モデルで理解するという章であり、
この本の中で唯一数式があり、理解し説明するのになかなか骨の要る章だった。

担当したのは自分とのじゃんけんに負けた同僚だったが
統計などにも明るい彼だったからこそなんとかなった章だったといえる。
じゃんけんに負けていたら自分がこの章を担当していたかと思うとぞっとする。

学生はなかなか辛い感じだったが、論文紹介と違い、勉強会という雰囲気がよく出ていたので、
上々の滑り出しだったと言えるだろう。
それもこれも同僚の発表が良かったことに尽きるのだが。
そして、次の章を担当する自分はプレッシャー。
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プロフィール

HN:
Norico
年齢:
44
HP:
性別:
非公開
誕生日:
1980/08/19
自己紹介:
イカの行動生態学を研究しているポスドクです。

研究テーマは繁殖行動の進化・・・
ざっくり書くと、どんな雄がモテるのか、メスはどんな雄が好きなのかということを研究してます。

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