そういえば、先週は学振の特別研究員の一次選考結果の発表があった。
発表前は少しでも情報を得ようと2chの学振スレを毎日何度も巡回していたものだ。
まったく信憑性のない、出所も分からないような不確かな情報に
この時期の不安定な心は簡単に揺れ動く。
今考えると、どう見てもデマだろうというレスにも、一喜一憂していた。
例年、発表は月末ということで、
「まだ来ない」
「発表出た!」
「出てねぇじゃねえか!!」
というようなやり取りが続き、一週間前からスレが伸びるのだが
今年はまさかの中旬発表。
しかもメールでの突然の通知だったそうだ。
久しぶりに板をのぞくと、今年は心なしかあんまり盛り上がっていないように見えた。
自分は面接→補欠という手順を踏んで2月末にPD採用が内定したので、
今回の発表の後にもドキドキチャンスが2回ほどあったのだが、
面接決定から、2月末まで、長い間精神的に不安定だったのを思い出す。
思い起こせば、面接会場はなんとも言えぬ重い雰囲気に包まれていたっけ。
4分という短い時間でこれまでの研究内容から今後の計画までを話すのはとても辛かった。
確か10秒くらいオーバーしたが、2chで1秒でも過ぎると不採用という書き込みを見たせいで、
結構ドキドキしたのを覚えている。
自分は純粋に研究の質問をされたが、中には圧迫面接もあったようだ。
面接官がどのように攻めてくるかはまったくもって予測不能。
それでも、自分の研究は最高に面白いという強い心で、奴らに立ち向かって欲しい。
そういうわけで、面接に進めた人の武運を心より祈る
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