一番新しい論文のPDFファイルの請求を求めるメールが最近結構届く。
これは一種の論文の質を示すバロメーターなので、届くのは嬉しい。
ただ、これまでちょっと腑に落ちないことがあった。
一番自分のなかで手ごたえがあり、
最もインパクトファクターが高い雑誌に載った論文に関してはまったく請求が無いのだ。
そんなことでむにゃむにゃしていたのだが、
ある日、同僚と話していると、彼にも同様の現象が起きているみたいだ。
で、二人で話し合った結果、この現象はメジャーな雑誌ほど多くの機関で購読契約している一方、
マイナーな雑誌は読めないところがほとんどなので請求メールが来るのだろうという結論に達した。
そう考えると、請求メールの多さが最も良いバロメーターというわけでは無さそうだ。
そういえば最近は別になんとも思わずさっさとファイルを送るのだが、
はじめて海外から別刷り請求メールが来たときは心躍ったものだ。
必死に辞書や文例集を引きながら、必死に論文を添付したメールを送ったら、
サンキューの一言だけでがっかりしたのはいい思い出だなぁ。
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