イカの行動生態を研究しているポスドクのブログです。 調査や研究のこぼれ話からポスドクの生き様などを紹介できればいいなぁ。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
フィールド調査がひと段落したので
ようやく長崎でちょっと落ち着けるようになった。
で、いろいろとバタバタしていた間に論文が2本、パブリッシュされた。
そのうち一本はアクセプトのお知らせしかしていなかったので、
ちゃんと宣伝しときましょ。
Sato, Noriyosi, Takashi Kasugai, and Hiroyuki Munehara.
"Spermatangium formation and sperm discharge in the Japanese pygmy squid Idiosepius paradoxus." Zoology (2014) 117:192-199.
イカの繁殖は交接という様式で、簡単に言うと
精子のカプセル(精夾という)を受け渡す形なのだが、
カプセル内の精子がどのようにメスに移送され、貯蔵されるか未だに謎が多い。
今回の論文はヒメイカの精夾の特徴を記載するとともに、
メスに受け渡された後に精夾から飛び出した精子塊の状態、
どのくらいの間貯蔵されるか、精子を放出するかについて調べたものだ。
まぁ、面白い内容ではないが、
イカの精子貯蔵についてのそれなりに重要な知見だとは思う。
これを足掛かりに、いろいろとやっていきたい。
カレンダー
カテゴリー
最新記事
プロフィール
ブログ内検索
忍者アナライズ