もうすぐ学振PDの結果発表ということもあって、
2chの学振板のレスも増えてきた。
海外学振の面接発表も同じ時らしく、自分もそれなりにソワソワ。
学振板ではすでに、”発表キター”などの嘘がちらほらあって、
祭の前夜のような盛り上がりを見せている。
こんな嘘、今では誰が引っかかるのかと思うが、
当時の余裕の無い身分の俺はこんな情報に面白いくらい踊らされていた。
去年の感じから発表は明日くらいなんではないかというのが大半の予想。
それはそれとして、イカの論文でも紹介しようかしら。
Female squid feign having testes to spurn male advances
アメリカの方に生息するイカの種類で、雌だけが白い色素細胞を持つことが分かった。
で、この白いカラーなんだが、成熟したオスを模しているのではないかということ。
というのも、成熟オスは真っ白な精巣が発達するのだけれど、
この雌の色素細胞がちょうど同じところにあってそのように見えるからだ。
これによってオスをだまし、不必要な交尾を避ける狙いがあるのではと著者らは考えているとのこと。
ちなみに論文は以下のサイトから
Dynamic biophotonics: female squid exhibit sexually dimorphic tunable leucophores and iridocytes
このような現象は実はヒメイカでも確認している。
雌の胴の先っぽに白い色素があって、まだイカを見慣れていないころは
このせいでずいぶん雌雄の判別を間違ったものだ。
これも結構、面白いネタかもしれない。
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