実験のごくごく基礎的なことは意外に分かっていなかったりするものだ。
マイクロピペットに装着するチップは詰めた後、オートクレーブにかけて滅菌するが、
手で一本一本詰めるのでない、詰め替え専用のものでは滅菌せず、そのまま使ってよいと教わってきた。
今日、カタログを調べて、詰め替え用も滅菌していないことが発覚。
詰め替えた後、滅菌処理をしなければいけないことを知った。
これまでは、その研究室のルールをそのまま教えてもらい、
特に疑問も持たず、すべての作業を行ってきたが、
いざ、自分が起点となって発注などのどあたまから取り組んでみると、
なんでこんな作業をするのか、いちいち理解していないことが山ほどあり、
今までやっていた作業が実は間違いであった場合もしばしば。
フィールド研究者の我流ラボワークによる問題なのかもしれないが、
実験機材の扱いを基礎から学ぶ必要性を感じた一日だった。
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