行動学会が終わった。
今年の学会参加はこれで全部。
思えば、短期間に複数の学会に参加するのは
たいへん辛いということを身にしみた2ヶ月だった。
さて、今回の行動学会は最後のラウンドテーブルが中々面白かった。
行動生態学はオワコンか?という趣旨だったが、
タイトルとは裏腹に、企画者のH先生の言いたいことは
最近つまらない発表が多いんじゃねぇの?という事のような気がした。
それでも30分の総合討論はなかなかに白熱して、討論がとても面白かった。
中には白熱しすぎて、まったく関係ない日ごろの不満を言っている人もいたが、
それはそれで、また面白かったと感じさせる熱量のある内容だった。
発表者は皆、虫屋。特に社会性昆虫でブイブイ言わせている人たち達ということもあり、
他の分類群の研究者からは、お前ら調子にのってんじゃねぇよみたいなこともあったのではないか。
・・・私ですか?ええ、思いましたよ。
結局、ほとんどの人が行動生態学の行く末に悲観なんてしていないのだろう。
最新の進化生態の研究でも、自分が未だに面白いと思う話はやはり行動生態学にのっとっている。
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