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NoriyosiBlog

イカの行動生態を研究しているポスドクのブログです。 調査や研究のこぼれ話からポスドクの生き様などを紹介できればいいなぁ。

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なかなか眠れない

実は長崎に引っ越して以来、寝つきが非常に悪い。

原因ははっきりとしており、
電気を消して、布団に入り、目をつぶるとどこからともなく
あることが浮かんできて、ずっと考えてしまうのだ。

死ぬことについて

別に、ここ最近で自分に近い人間が亡くなったわけでもないし、
大病を患ったり、体調がすぐれなかったりするわけでもない。
にもかかわらず死について、夜毎考えるようになっている。

もっぱら頭に浮かぶことは
死んだらどうなってしまうのか。
そして、死への恐怖。

実はこのような体験は以前にもあった。
大学生になってひとり暮らしを始めたごく初期、4月から6月くらいのころだ。
寝る前に、誰しもが抗えない死というものへの恐怖にただただ怯え、寝付けない夜が続いた。
いろいろ考え、たどり着いたのは
こんな若くて、人間的に未熟な自分が生死について悟れるわけがないということだった。
それからまもなく、部活が忙しくなり、友人が出来て、そんなことを思うことも無くなった。

ホームシックを感じるような人間では無かったのだが、
今考えると、はじめてひとり暮らしをした寂しさがこの出来事には関係していたのだな
・・・と思っていた。

しかし、何故、一人暮らしも十年以上続けてきた自分がこんな思いをしているのか。
大学生1年生の体験後も、死というものについて考えたことはちょくちょくあったが、
ある程度、割り切っており、それについて長く考え込むことも無かった。
死への恐怖についても、つい昨年まで
生きるということはシガラミだらけだ、自分はいつ死んでもいいとさえ思っていたくらいだ。
環境は確かに変わったが、それは以前にもあったことだ。
いったい何が原因なのだろう。
原因が分かったところで解決するとは限らないのだが、
急なイベントで結構戸惑っている。

事故で亡くなったというニュースを見るたびに、
自分もいつ、いかなる時に命を落とすか分かったものではないといちいち考えてしまう。

ただ、これは悪いことばかりではない。
いつ死んでもいいように、毎日遣り残したことがないように生きよう。
後悔しない様にできることはやっていこう。
そんな気持ちになるため、結構しっかり仕事をするようになった。
怠け心が強い自分も、最近の仕事ぶりには目を見張っている。

まぁ、目を見張るのはダメ人間の自分なので、
人と比べたら、言うほどでもないのだが。
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プロフィール

HN:
Norico
年齢:
44
HP:
性別:
非公開
誕生日:
1980/08/19
自己紹介:
イカの行動生態学を研究しているポスドクです。

研究テーマは繁殖行動の進化・・・
ざっくり書くと、どんな雄がモテるのか、メスはどんな雄が好きなのかということを研究してます。

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