Tさんから薦めてもらった本
著者の書き方が非常に上手く、文字もでかいので、
あっというまに読んでしまった。
Nature、Scienceの2大科学雑誌は
インパクトファクターが高いくらいのことしか正直知らなかったが、
イギリスとアメリカ、商業誌と同人誌等、
その背景、雑誌の特色、方向性はまったく違うんですね。
いい勉強になったし、とても面白かった。
世界をリードするこの2大誌を出汁に近代科学の発展と、
今後、日本の科学の未来について書いた一冊。
個人的に面白かったのが
PCR開発でノーベル賞をもらったキャリー=マリスの話
大学院在籍中の23歳時にクスリ(LSD)でキメてざっと書いた論文が
Natureに載って、ノーベル賞をもらった自信満々で投稿したPCRの論文は
Nature、Scienceの両雑誌にリジェクトされたことから、
権威は当てにならないと悟ったというエピソード。
ちょっと調べてみたら、
ノーベル賞授賞式には愛人との子供を連れてくるなど、
なんというか、豪傑ですね。
ちなみにこの人のことを書いた本も出てるみたいです。
NatureとScienceかー。
投稿だけでもしてみたいなー。
そんなネタを掴む日が来るのだろうか。
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