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NoriyosiBlog

イカの行動生態を研究しているポスドクのブログです。 調査や研究のこぼれ話からポスドクの生き様などを紹介できればいいなぁ。

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獣王が懐かしくて、懐かしくて

ゲーム内のパチスロ屋でパチスロにハマる。

最高にダメ人間だった大学生のころを思い出す。

そして、ゲーム内でもまったく大当たりがこない。
時間が無駄に過ぎて、昨夜はすっかり夜更かし。
起きたのは昼近く。

ダメ人間はいまもダメ人間。
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研究意欲の変化

ドクターとってから3年が経とうとしている。

以前は行動生態学や進化生態学で名を上げる!
EvolutionやRoyal Society等の
高インパクトファクターの雑誌に乗るような研究をしてやる。
といったことを考えていたが、
ここ最近は、もちろんそんな野心は消えてはいないが、
もっとイカの基礎生態の研究を大事にすべきという思いが強くなっている。

つまり、進化を理解するためにイカを使おうと考えていたのが、
イカの進化を理解したいと考えるように変わってきた。

フィールド重視、イカ重視で
地に足が着いた研究をしたい。

なかなか眠れない

実は長崎に引っ越して以来、寝つきが非常に悪い。

原因ははっきりとしており、
電気を消して、布団に入り、目をつぶるとどこからともなく
あることが浮かんできて、ずっと考えてしまうのだ。

死ぬことについて

別に、ここ最近で自分に近い人間が亡くなったわけでもないし、
大病を患ったり、体調がすぐれなかったりするわけでもない。
にもかかわらず死について、夜毎考えるようになっている。

もっぱら頭に浮かぶことは
死んだらどうなってしまうのか。
そして、死への恐怖。

実はこのような体験は以前にもあった。
大学生になってひとり暮らしを始めたごく初期、4月から6月くらいのころだ。
寝る前に、誰しもが抗えない死というものへの恐怖にただただ怯え、寝付けない夜が続いた。
いろいろ考え、たどり着いたのは
こんな若くて、人間的に未熟な自分が生死について悟れるわけがないということだった。
それからまもなく、部活が忙しくなり、友人が出来て、そんなことを思うことも無くなった。

ホームシックを感じるような人間では無かったのだが、
今考えると、はじめてひとり暮らしをした寂しさがこの出来事には関係していたのだな
・・・と思っていた。

しかし、何故、一人暮らしも十年以上続けてきた自分がこんな思いをしているのか。
大学生1年生の体験後も、死というものについて考えたことはちょくちょくあったが、
ある程度、割り切っており、それについて長く考え込むことも無かった。
死への恐怖についても、つい昨年まで
生きるということはシガラミだらけだ、自分はいつ死んでもいいとさえ思っていたくらいだ。
環境は確かに変わったが、それは以前にもあったことだ。
いったい何が原因なのだろう。
原因が分かったところで解決するとは限らないのだが、
急なイベントで結構戸惑っている。

事故で亡くなったというニュースを見るたびに、
自分もいつ、いかなる時に命を落とすか分かったものではないといちいち考えてしまう。

ただ、これは悪いことばかりではない。
いつ死んでもいいように、毎日遣り残したことがないように生きよう。
後悔しない様にできることはやっていこう。
そんな気持ちになるため、結構しっかり仕事をするようになった。
怠け心が強い自分も、最近の仕事ぶりには目を見張っている。

まぁ、目を見張るのはダメ人間の自分なので、
人と比べたら、言うほどでもないのだが。

まだ3日だしね

4日から本気出す。
そう心に誓って、今日もゲームに精を出す私であった。

沖縄のヒメイカはなにもの?

年末に一本の論文が目にとまった。

von Byern J, Söller R, Steiner G
Phylogenetic characterisation of the genus Idiosepius (Cephalopoda; Idiosepiidae)


内容はずばり世界に7種いるヒメイカ属の分子系統解析を行ったもの。

ヒメイカ属は触腕の吸盤配列が分類のキーになっており、
日本のヒメイカの吸盤配列は4列といわれてきた。
ところが、彼は以前の論文で日本で採集したヒメイカの配列は2列であることを報告し、
日本にはヒメイカの他にアフリカヒメイカも存在すると主張していた。

今回の彼の論文では
日本にいる2列と4列のヒメイカは同じクレードであることが報告されていた。
つまり、二つは同じ種であるということだ。

ヒメイカは大型で成熟するものと小型で成熟するものの2タイプの生活史があることから、
この結果は自分としては予想通りだった。
他にもタイで比較的最近になって新種記載されたシャムヒメイカ(2列)も
同じ場所に生息するアフリカヒメイカと同じくくりになっていた。
ヒメイカにおいては吸盤配列も体の大きさも分類のキーとはならないと思われる。
というか、ちゃんと生活史を把握しなければいけないのかもしれない。
彼の結果では、くくりは主に採集場所によって大きく分けられていた。

驚いたのはこのあとで、
沖縄で採取されたヒメイカの仲間が日本のヒメイカとも、
そして、他のヒメイカともまったく異なるクレードに分けられていたのだ。

これはもしかしたら、沖縄にいるヒメイカの仲間こそが新種の可能性が高い。
うーむ。お金さえあれば、沖縄で採集調査するのもいいかもしんない。

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プロフィール

HN:
Norico
年齢:
44
HP:
性別:
非公開
誕生日:
1980/08/19
自己紹介:
イカの行動生態学を研究しているポスドクです。

研究テーマは繁殖行動の進化・・・
ざっくり書くと、どんな雄がモテるのか、メスはどんな雄が好きなのかということを研究してます。

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