水温も高くなったしそろそろかしらということで
本日は今年一発目のウェットスーツ調査。
そんな記念すべき日だというのに今日は濁りがすごい。
連日の雨で河川から大量のにごり水が流入。
それが海水の上に乗っかって水面から1mはにごり水。
それから1mはすんだ水で、水深3mくらいからまた濁るという濁りサンドイッチ状態。
入射光が変になっているせいか、平地を泳いでいるのに坂を上っているような不思議な感覚を味わう。
さて、読んでいない本が溜まってきたので、
いい加減昔に買った本を少しでも消化していこうと
暇な時間に詰まれた本を読む。
パンダの親指〈下〉―進化論再考 (ハヤカワ文庫NF)
で、最初からだと気がめいるので適当に面白そうな章を見ていくと
”有袋類を弁護する”というタイトルが気になったのでそこから読み始めたのだが、
これが中々面白い章だった。
有袋類といえばオーストラリアだが、
アメリカにもオポッサムという袋を持つネズミがいるそうで。
実は南アメリカは北アメリカとパナマ地峡で地続きになる前は
有袋類の楽園だったのだが北アメリカからきた胎盤動物に取って代わられた。
このことから、有袋類は胎盤動物よりも劣っていると見なされているそうなのだが、
これを弁護しようというのがこの章の試み。
袋で育ててかわいいくらいにしか思っていなかったが、
そもそもなんで有袋類は胎盤で育てないのか。
そんな基本的な疑問すら抱かなかった。
この本によると母親の免疫機能に打ち勝つことが出来なく、
追いやられるようにその機能が体の外に来たのだそうだ。
しかし、これにもいい面がある。
胎盤動物と比べて、母親が子供を育てる負担がとても少ないということだ。
そこがポイントなのだが、詳しくは本を見て欲しい。
・・・だって細かいところ忘れたんですもの。