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NoriyosiBlog

イカの行動生態を研究しているポスドクのブログです。 調査や研究のこぼれ話からポスドクの生き様などを紹介できればいいなぁ。

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またしてもな結果でありんす

こんにちは。補欠の神に愛されている男です。

というわけで、海外学振の結果は補欠。
学振PDに継ぐ結果に、ボスからも補欠になる方法で本を書いたらどうだとの貴重なご意見が。
それって落ちる方法以上に参考にならないので、最も需要の無い奴ですやん。

さて、補欠の結果なんだけど、
来年の五月くらいまでに通知があったら採用ですという一番嫌な展開。
そんなに待っちゃいられない、というか今後の就職の舵取りの目安が欲しい
ということで、いそいそとネットで情報を集めたところ

去年は1月末だか2月末だかに採用通知が来た人がいるそうな。
ここら辺は学振PDと同じくさい。
で、辞退者などが増えると5月までにさらに採用があるかもしれない。

ということで2月末が目安かなと思った次第。
こういうことを考えると、あと一年任期に余裕がある自分は恵まれていると思う。
今回の海外学振応募は年齢制限の関係でPD2年目での応募に踏み切ったのだが、
そこらへんに余裕のある人でも、任期ギリギリでの応募ではなく、
あと一年残った時点での応募は補欠になった時に効力を発揮するのでお薦め。
海外学振は出発を伸ばせるから、PDの任期ギリギリまで引っ張れるしね。
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今日はもにゅもにゅ

海外学振だけ発表なしかよ~
なんだよも~

おまけにDNA実験の結果は上手くいかないし~

明日かなぁ。

イカのメスはオスの振りをしてる?

もうすぐ学振PDの結果発表ということもあって、
2chの学振板のレスも増えてきた。
海外学振の面接発表も同じ時らしく、自分もそれなりにソワソワ。

学振板ではすでに、”発表キター”などの嘘がちらほらあって、
祭の前夜のような盛り上がりを見せている。
こんな嘘、今では誰が引っかかるのかと思うが、
当時の余裕の無い身分の俺はこんな情報に面白いくらい踊らされていた。

去年の感じから発表は明日くらいなんではないかというのが大半の予想。

それはそれとして、イカの論文でも紹介しようかしら。

Female squid feign having testes to spurn male advances
アメリカの方に生息するイカの種類で、雌だけが白い色素細胞を持つことが分かった。
で、この白いカラーなんだが、成熟したオスを模しているのではないかということ。
というのも、成熟オスは真っ白な精巣が発達するのだけれど、
この雌の色素細胞がちょうど同じところにあってそのように見えるからだ。
これによってオスをだまし、不必要な交尾を避ける狙いがあるのではと著者らは考えているとのこと。

ちなみに論文は以下のサイトから
Dynamic biophotonics: female squid exhibit sexually dimorphic tunable leucophores and iridocytes 

このような現象は実はヒメイカでも確認している。
雌の胴の先っぽに白い色素があって、まだイカを見慣れていないころは
このせいでずいぶん雌雄の判別を間違ったものだ。

これも結構、面白いネタかもしれない。

ヘビスゲェ

ようやく科研費の申請書を提出してひと段落。

さて、今回の申請書は捕食におけるフェイント行動がキーとなっている。

ここで言うフェイントとは攻撃をすると見せかけて相手をだまし、
動きを誘導して無防備にするあれですよ。
こんなことなかなかないだろうと思って調べていたら、やっぱり先人はいるもので。

Tentacled snakes turn C-starts to their advantage and predict future prey behavior

このヘビは体を使って魚を囲むように追い込み、
口から離れた場所の体の一部分を魚に向けて動かすことで
逃避行動を誘発し、まんまと口がある方に魚を移動するようにしむけるそうな。

長い体の利点をちゃんと活かして餌を捕るヘビはやっぱりすごいね。
クモと同じくらい魅力的なハンターだと思う。

Are you serious? の人が分かりやすかった

本日は科研費の学内締め切り
そういうわけで、今週のお仕事の優先順位は科研費申請書の作成が1番目、
論文の直しが2番目なのだが、申請書の作成は良いイントロが思いつかず
早々に行き詰り、論文もレビュアーのコメントを読むのがつらい。
で、気がついたら別に急ぎでない仕事に逃げている。
そんな一週間でした。

さて、去年は山中教授の受賞で盛り上がったノーベル賞
まぁ、盛り上がったネタは山中モデルのピンセットにしようぜとか非常にくだらないネタだったんだけど。
今年は日本人の受賞が無く、残念だった。

そんななか、ボスからノーベル賞のサイト
受賞者が第一報を受けた時のリアクションが見れるとの情報が。
早速見てみると、なんかOh my godとか言っちゃっててとても新鮮。
どうやら一流研究者も人の子だった様子。

こういう人とは話が出来そう。
あっそう。っ手感じの人は俗物感が感じられないモンスターな感じがして、話が出来なさそう。
いや、どっちだろうとノーベル賞受賞者と話す機会は無いだろうけど

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プロフィール

HN:
Norico
年齢:
44
HP:
性別:
非公開
誕生日:
1980/08/19
自己紹介:
イカの行動生態学を研究しているポスドクです。

研究テーマは繁殖行動の進化・・・
ざっくり書くと、どんな雄がモテるのか、メスはどんな雄が好きなのかということを研究してます。

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