NoriyosiBlog

スーパーのレジ打ちのおばちゃんがとうとうサンタ帽を被るようになったねぇ
あれは売り上げにプラスの効果があるのだろうか
押し寄せる客に笑顔も無く黙々とレジを打つおばちゃんを見ると
なんか物悲しい気持ちになるのよね

さ、そんなことはさておき
本日は暇つぶしに最近出た自分の論文タイトルをグーグルで検索なんかしたりした

いや、毎回こんなことやっているわけではないのよ
なんか魔がさして・・・

そしたらとある海外のニュースサイトで自分の論文について紹介してくれた記事を見つけた

前の論文の写真も載せつつ、しっかり内容を自分の言葉で紹介してくれており、
名前をSataと間違えているところ以外はとても嬉しかった
紹介してくれたのはどんな人かなと思ってページをスクロールしていくと
プロレスラーのようないかついおっさんの写真が。
どうせならブロンドの美女が良かったなぁ

サイト名がDeep Sea Newsというのもまた皮肉

魚類行動生態学入門

つい最近でた本の宣伝
というのも、著者の一人であるうちのボスが
アマゾンのランキングをことあるごとにチェックしてはしゃいでいたので

魚類学では一位だったが、動物学ではお昼の時点で19位くらい
同じ分野にある子猫の感動物語みたいな本に
”こんなの動物学でもなんでもないやん”なんて文句言ってたり
気に食わない新書のタイトルにケチ付けたりと
とても楽しそうにしていた

そんなボスの要請を請けて自分のカートに10冊入れてみたけど、
その効果があったのかは分からないが
一時間後にアマゾンの在庫が無くなり、順位も動物学で10位前後に上がっていた
今見たら4位まで上昇
順調な売れ行きである

ちなみに本が出る前は”こんな本、誰が買うんだよ”とか
”絶対売れない”とか言っていたのだが
まぁ、そういうのもいつものことですね

どっと疲れた3日間。
いいこともあり、悪いこともあり。

いいことの一つ目は発表の反応だろう
今回は聞いて欲しい人にはアピールできたと思うし、反応もそれなりに良かった。
これまでの道は間違っていないという自信がちょっとだけ湧いた。

もう一つは刺激
学会賞を受賞した研究者はもちろんのこと、
ポスドクでぐいぐいやっている若手研究者は皆、すばらしい研究をしていた。
それはもう、嫉妬するほどに。
きっちり仕事を積み重ねていくのが心情ではあるが、小ネタを拾っている場合ではないのですよ。

一方、悪いことは相も変わらずコミュニケーションで・・・
いい加減この学会にも慣れてきたはずなんだけど、
懇親会では自分から話しかけることが今でもできないわけで。
どのタイミングで話しかければいいのやら、
他の人と話をしている時に割っていくことが俺にはどうしても無理なんだぁ。
偉すぎる先生には、そもそも話したいこともないし。

そんなこんなで実りある学会だったような。
ポスドククラスの研究はさすがに面白いものばかりだったし、
ビデオ発表はアツい内容のものが例年に比べて多かった気がするが、
ポスター発表はいまいちなものが多かったような。

いや、全部はもちろん見ていないけどね。
ポスター発表もタイミングとかが結構重要だからなぁ。
面白そうな発表でも混んでいるとあきらめてしまう。

という感じで反省終わりでございます。

明日から動物行動学会
今回は広島での開催なので陸路で移動
長崎からは5時間ほどと広島は以外に近い

今回は久々にいいネタを発表できる上に、
関連論文が先月オンラインで出たので別刷りも持っていくという力の入れよう

まぁ、それを自分から積極的に配るほどの社交性は無いんだけどね
はてさて、なにか起きるかな

二重らせん構造を発見したジェームズ＝ワトソンが我が大学で講演するということで
その講演に研究室の面子といっしょに行って来た。

普段は研究者の講演、それも英語でなんて絶対に行かない自分も
今回はあのワトソンということで、ちょっとどんな人か見てみようと思い申し込んだ。

で、講演の感想なんだが
なんかワトソン、フガフガ言ってた。
まぁ、もう85歳のおじいちゃんなんで、しょうがないよね。
ただ、その分、スピードはゆっくりだったので五分五分だな。（何がだ）

肝心の内容はさっぱり分からなかったが、
これまでの生い立ちと二重らせんを見つけた仲間の話や
その時の事を話していた感じ。

帰ってから同僚がウィキペディアで調べたら、15歳で大学入学、21歳で学位取得という
事を知り、やはり彼は超人だったことを思い知る。

それはそうとして、N大は地方大学に関わらず、有名人を講師に呼んで頻繁に講演を開催する。
今回もその恩恵を受けたわけだけど、なんかそんなコネでもあるんだろうか。