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NoriyosiBlog

イカの行動生態を研究しているポスドクのブログです。 調査や研究のこぼれ話からポスドクの生き様などを紹介できればいいなぁ。

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上達しない英語能力

海外生活を始めてから1年と1カ月が過ぎようとしている。

はっきり言いますよ。
未だに英語が全然わからない。

渡英前の俺の1年後予想では、
ペラペラとはいかないけど、
日常会話レベルだったら不自由なくできる
というものだったのだが…

成長の実感は全くなし。
はじめてイギリスに来た日と比べても違いはないんじゃないだろうか。

うちの研究室は特にミーティングもないし、
メンバー間でもベラベラ会話することがあまりない。
ただ、ルームシェアをしているから、不足分を少しは補っているはずなのだが。

上達を感じないのは正直つらい。
つらいが、しょうがないっちゃぁしょうがない。

いつか、上達を実感できる日が来るのだろうか。
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銀行口座開設メモ

銀行口座の開設について今更ながらまとめておく
これでも結構苦労したもんで。

うっかりものの俺でも、一応下調べはしており、
パスポートと、現住所を示す書類が必要なのは知っていた。
そして後者の書類については、たいていが職場でProof of adress
というものを発行してもらっていることも。

そこで、ボスのPに頼んでProof of adressを作ってもらい、
それを手に銀行に出向いた。

しかし、最初の銀行ではletter of introduction bankingを持って来いと言われて追い返される。
再びPの元に戻って事情を説明すると、
「いやこの書類、つまりProof of adressがそのletter of introduction bankingだ」との回答が。
混乱している俺を見てさらに一言。
「銀行は僕が作ったこの書類を正式な書類として認めていないということさ」

海外学振は大学の学生でもないし、雇われているわけではない。
つまり訪問研究員という立場であるため、大学とは正式なつながりは無いのだ。

その後、Pが銀行に電話してくれて確認したところ、
1.住居についての地方税、カウンシルタックスの支払い証明書を持っていくる。
2.日本の銀行の口座の住所を海外に移して、そのコピーを持ってくる。
この2種類の方法がありますよとのこと。

う~ん、めんどくさいなぁ。
そこで、ダメもとで違う銀行にもアタックしてみた。
するとここは前の銀行でブロックされたPの書類が通用した。
どうやら価値基準は銀行ごとに違うらしい。
こっちの銀行は紹介者との繋がりが1年以上という所がポイントだったみたいだ。

口座開設の手続きは、銀行の奥の部屋に連れて行かれて
バンカーとマンツーでの面接となる。
この状況になってとても焦ったのだが、
Yes、Yes言っていたらなんとか終わった。
後日、カードと暗証番号が送られてきて終了。

というわけで、銀行によって価値基準が異なるので、
駄目だったら違う銀行にチャレンジしてみるのは重要。

出国から新天地へ(後編)

寒風吹きすさぶ駅前でぼんやりしていると
まもなく青いプジョーの車が目の前に止まった。
中からはブロンドの優しそうな女性が降りてきて、握手を求めてきた。
ルームメイトのKさんが前もってメールした通り、ちゃんと迎えに来てくれたようだ。
優しそうな人でまずは一安心。

挨拶もそこそこにすぐに車に乗り、これからしばらくご厄介になるシェアハウスへ。
玄関を開けるとすぐに一匹の猫が出迎えてくれた。
部屋の中は自分が使うであろう部屋はもちろんきれいになっていたが、
共用スペースは掃除の途中だったらしく、そこそこの荒れ模様。
完璧主義の清潔人間だと、こっちがつらいので
だらしない自分にとってはこの点も非常に助かるところだ。

彼女の所には自分の所属するラボのメンバーからメールがあり
もし長旅で疲れていないのであれば、夜は飲みに行こうとの申し出が。
若干疲れていたが、元来引っ込み思案の自分は
こういうイベントはフルで参加しないと
いつのまにかひきこもりになってしまう恐れもある。
ここは微塵も疲れていないので是非お願いしますと回答することにした。

間もなく、これからお世話になるラボのポスドクのNさんが迎えに来た。
中肉中背でアグレッシブなナイスガイだった。
パブのあるタウンまで歩いて3人で向かう事に。
あまりにもKさんとNさんが親しげに話していたので誤解していたのだが、
二人とも初対面らしい。
これが海外の恐ろしさよ。

パブに着くと、他のラボメンバー2人が待っていた。
ドクターのMくんとマスターの紅一点Aさんだ。
Mくんは迷彩ズボンにジャケットという見たことのないいでたち。
一方のAさんは鼻ピアスと左手手首のタトゥーがまぶしいイケイケギャル(死語)。
この取り合わせが許されるのも英国というところか。

ビール一杯を飲むごとに、店を変える。
パブの楽しみ方はよく分からないが、長居をしないのがマナーなんだろうか。
トータルで3杯しか飲んでいないが、3件のパブを回った。
とりあえず初日という事もあり、今日はここまで。
実はそこそこ疲れていた自分には短期集中のこの流れはありがたかった。

床についてから眠りに着くまでそう時間はかからなかったが、
まどろみの中、イギリス到着から今までの出来事が
あまりにも早く駆け抜けていったので、恐ろしく実感がないとだけ思った。

兎にも角にも俺のイギリス生活が幕を開けた。

出国から新天地へ(前編)

Hi everyone!

ということで無事にUKに到着し、すでに2日が経過した。
せっかくなので、出発から今までを振り返ってみる。

まずは、出国の前日に長崎を離れ、関東に移動。
N大で同僚だったYさんと日本で最後の飲み会。
何も始まっていないのに、なぜか自信喪失だった俺に
留学研究の経験者であるYさんの言葉は心強かった。
ちょっとやったるぜという気持ちが出てくる。

翌日正午に出国。
まぁここでは何も心配はない。
12時間ほどのフライトでぐったりしながらも現地時間の5時に到着。
ここでももそんなにトラブルが起こる気はしていなかったのだが、そこはMr.やらかしの俺
飛行機のシートにチケットとパスポートを置き忘れる。
イミグレーションの前でさすがに気が付いて、スタッフに尋ねる。
緊急事態はどんな盆暗でも潜在能力が発揮されるのか、
はたまた空港職員の英語が聞き取りやすいのか。
いずれにせよ、すんなりと忘れものは手元に戻ってきた。
これにはイミグレーションのスタッフも苦笑。
冷や汗をかきながら、フランスで一泊。

さていよいよ、イギリス入国の日。
ここが一番、不安であった。
どんな厳しい質問が待っているのだろうか。
身分やお金を示す書類はそろっているのだろうか。
びくびくしながら、フランスを出発し、バーミンガムへ
朝早く、人気が少ないバーミンガム空港入国審査場
あっという間に自分の番になり、恐る恐る審査官の前に行くと…
2,3の質問後、あっさりと入国。
まったくの肩透かし。
帰りのチケットの事すら聞かれず、どこに住むのか、何を研究するのか。
そんな簡単な質問ですんなり終了。
やっぱりTier5ビザの力が大きいのだろうか。

空港からは列車で3時間。
目的地に近づくにつれ、だんだんと羊の数が増す。
途中、ヌンチャクを持った忍者風の格好をした奴が乗って来て
若干の恐怖を感じたりしたが、別に何も起こらず。
そしてようやくアベリストゥイス到着。

駅を降りたら吹きすさぶ風に身が震える。
ここで2年間やっていくのだ…

といったところで後編へ

出国の時

とうとう明日日本を出発となってしまった。

ここ一週間は何とも言えぬストレス。
片付けが苦手な自分は常にバタバタしており、
長崎を去る今日もあわただしいばかりだった。

何か忘れ物をしている。
そんな気分がずっと続くのは何とも言えない。
要するに不安なんだろう。

とにかく、イギリスに入国するまでが一区切りといったところか。
英語が不安な自分は入国審査での質問が怖いのだが、
これまで海外で研究する人のブログとかにはそんなことは一切書かれていない。

たぶん、そこは問題ではないのだろう。
こんな俺でやっていけるのだろうか。

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プロフィール

HN:
Norico
年齢:
44
HP:
性別:
非公開
誕生日:
1980/08/19
自己紹介:
イカの行動生態学を研究しているポスドクです。

研究テーマは繁殖行動の進化・・・
ざっくり書くと、どんな雄がモテるのか、メスはどんな雄が好きなのかということを研究してます。

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