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NoriyosiBlog

イカの行動生態を研究しているポスドクのブログです。 調査や研究のこぼれ話からポスドクの生き様などを紹介できればいいなぁ。

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腰痛

先週末のこと、ボクシング中に腰をやってしまった。

フットワークを教えてもらっていた時のこと。
情けなことに足がついていかず、もつれて転んでしまった。
本当にどんくさいことこの上ない。

その瞬間は腰よりも足首が痛く、ねん挫したと思われたのだが、
そのあとの練習で、パンチを打つほどに腰の痛みがひどくなり、
とうとう練習が出来ないほどに。

まぁ、腰を痛めたかと思ったくらいだったのだが、
会長がずいぶん心配して、病院に行ったほうがいいと強く勧めてくる。
そうなると自分もだんだん怖くなってきて、翌日、言われたとおりに素直に病院へ

腰の専門医は16人待ちと言われて、空いている若い先生を選択。
レントゲンの後、簡単な問診があり、その結果、
「1、2週間くらいで治ると思います。」とのよくわからない回答

「運動は控えてください」なんていわれたが、
そんなあいまいな診察結果だったので、舐めて翌日ランニングしたら
腰の状態がすこぶる悪くなった。

医者の言うことをなめちゃいけない。
そんなこんなで、本日もエクササイズを休んでいる。
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無題

サンプル数が増えない。
悪い方に順調な調査ライフ。

今日で実験所生活15日。
やはり臨海実験所は落ち着く。
田舎ライフが合っているのかなぁ。
先日、東京出張した時は嫌に疲れたし。

さて、サンプルを確保するためにここにきて連日の潜水採集。
昨年の調子だったら、こんなに苦労することもなかったはずなのに。

そんな潜水のストレスを癒すためか、毎朝走っているのだが、
昨日実験所にいる学生にそれを見つかり、話の流れで
本日は一緒に走る羽目に。

俺、一人で走りたいのになぁ・・・
ついてきた学生はとても人懐っこく、さわやかな子なので、
気を利かせて走っている途中で話しかけてきたりするのだが。
正直これに答えるがつらい。

自分は走っている時にいろいろと考えたり、
何も考えていなかったりしているのだが、
そんな時に会話を入れられると自分の世界に入れない。

スタートに失敗した影響もあってか、
本日は一本目の潜水中に調子を崩してしまう始末。

明日は断念してもらえるだろうか。

ポスドク飲み会

オフの日は家でゲーム
オンの日は研究室からであるかないでお馴染みの自分は
当然ながらお友達はいない。

そんな自分を、先日、同じ水産のポスドクのYさんが飲み会に誘ってくれた。
Yさんはイケメンで社交性の塊で自分とは対極の性質の人間なのだが、
何を勘違いしたのか、自分を同じイケメン界の住人だと感じたみたいで声を掛けてくれた。

自分はアウェイでは置物と貸すが、
ホームではそうとう調子にのる内弁慶タイプなので、
そこだけを見て判断したのだろう。

結婚式の二次会や学会の懇親会で
誰とも喋れずに、隅の方でひたすら飯ばっかり喰ってる自分の様子を見たら
スルーされていたに違いない。

で、その飲み会なのだが、
まぁ、これがここ最近で一番楽しかった。

面子が水産学部の同年代のポスドクや助教という
同じような境遇の8人というのも大きいが、
なんというか、皆、変なプライドが無い人ばかりで、
どう言葉に表せばいいのか分からないが、
ようするにいい奴らだった。

そこには自分が全力で調子にのれる雰囲気があった。
そういう場で、精神がネガティブ期に入っていない時の自分は
中々の3枚目を演じることが出来る。
本性を気付かれることもなかった。

あんまりにも楽しかったので、
久々に朝4時すぎまで、河岸を変え変え、思案橋で飲み明かした。

そんな二日酔い状態で迎えた本日の実験はきつかった。
楽しかったリバウンドが一気に噴出した。

でも、また誘ってくれたら嬉しいな。
その時は、また精一杯イケメンの振りするよ。

たまには論文でも紹介してみっか

Bats eavesdrop on the sound of copulating flies

タイトルそのままに
コウモリはハエの交尾の音を手がかりに捕食する

交尾はとても目立つ行為なので
捕食の危険性が高いとされてきたが、
ここまで見事に証明したのはないだろう。

暗がりのなかで、ハエが歩いているだけなら
コウモリはその存在に殆ど気付かないが、
交尾をするとその音でとたんに居場所がばれてしまう。

そういえば、以前のアパートは学生用で家賃も安かったが、
壁が薄く、隣でギシギシアンアンやってる音が駄々漏れだった。
女の声が睡眠の邪魔をするほど大きく、とても迷惑した。
ぐっと我慢していたが、私の下の息子は
顔を真っ赤にして怒鳴り込んでやろうといきり立っていた。
そんな息子を見て、「こんなことで怒るものでもないよ」と
やさしく慰めたのはいい思い出だ。

 
こういうのを学者ジョークっていうんだよね?



来年度の学振PD申請が動き出したようです。

【学振】「膝に矢を受けてしまってな」

学振の敗戦記録をさらけ出してまで後進にPDへの道を示す勇者の話。
年齢制限は学振PDのみならず
一般のポスドクや助教の公募でも重くのしかかってくる。
聞くところによると、35過ぎてからの助教応募はマイナス査定が付くとか付かないとか。

リンク先でも行っているが出願分野は非常に大事。
だが、生態・環境は厳しいという感想は自分は逆。
それはたいした業績も無い自分が
(応募当時 1st 4本、2nd 2本でインパクトファクターはすべて2以下)、
この分野に(補欠だけど)通ったのが根拠となっている。

しばらくは行動・生理に出していたが、業績で言えばこここそ鬼門。
というか行動という文字で選んだけど、行動生態はまったく分野違い。
C判定は実力以上に当然の結果だったと思う。
今のボスはこれまでの生物系の採用者がどんなテーマ、どんな業績か
チェックした上で応募する分野を考えた方が良いとアドバイスをくれた。

採用され易いといわれる水産でも2回ほど応募した。
面接なしの一昨年前の応募では初めて足きりを免れたが、結局落ちた。
この時の評価を見ると、すべて3点台。
業績は確かに一番良くて3.7くらいだったっけ
(ちなみにこの時は1st 3本、2nd 2本)
しかし、水産にあわせて無理やり作った研究計画がやはり評価されなかった。

そういう経緯で最後は生態・環境で応募した。
そして、それが功を奏した。

昔はどうだったか知らないが、最近は研究計画を重視していると思う。
ただ、論文をきちんと書く奴はそれだけで評価に値するとも思ってる。

業績がないと
「いいこと言ってるけどあんたにまとめるチカラあるの?」
って思われても仕方ないもんね。

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プロフィール

HN:
Norico
年齢:
44
HP:
性別:
非公開
誕生日:
1980/08/19
自己紹介:
イカの行動生態学を研究しているポスドクです。

研究テーマは繁殖行動の進化・・・
ざっくり書くと、どんな雄がモテるのか、メスはどんな雄が好きなのかということを研究してます。

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