NoriyosiBlog

あっというまに金曜日だぜ。
こうも早く月日が流れるような感覚でいると
今週は大した仕事をしてないような気になってしまいます。

でも振り返ってみると実はそれなりに仕事していることに気付きます。
最後の海鳥論文がなんとかまとめ終わり、共著者にパスしたり、
そして、次のイカの論文に取り掛かったり。

なかなかアクセプトにこぎつけない私ですが、
まとまった内容はなるべく早く吐き出すように勤めています。

これは以前、新しい仕事であまり研究できる環境でなかったらどうするというような話を
就職など、いろいろとお世話になったとある人としていたときのことです。

「僕は論文に出来るネタを結構持っていますので、
たとえ新しい仕事で研究出来なくても、そのネタで論文を書いていけます」
と自慢げに言う僕に、その方は、
「論文に出来ていないネタをたくさん持つことは何もいいことではないよ。
必死になってどんどん消化していくべきだ。」
と諭すように言いました。

その言葉を聞いて、ハッとしたのを今でも覚えています。
まだ、溜まったネタは出し切っていませんが、
このアドバイスのおかげもあって
油断するとすぐ怠ける自分のケツをガシガシ叩いて論文を書くようにしています。

掛け布団もタオルケットだけでは肌寒く感じるようになり、
だんだんと秋を感じるようになってきました。
秋といえば学会シーズンですね。

今日はいそいそと動物行動学会の要旨に悪戦苦闘。
まだ大丈夫だろうと油断していたらあっというまに締め切りが迫っていました。
今回は慣れ親しんだヒメイカではなく、外国産ヤリイカの研究。
しかも代替繁殖とこれまで私が扱ったいないテーマだけに、
なかなか、思うような文章がつくれない。
とりあえず作っては見たものの、明日また再チェックする必要がありそう。

それはそうとして行動研究の場に復帰して初めての行動学会ということもあってか、
それともいつも一人で参加する立場だったのに、初めてチームで学会に参加するということなのか、
今回は何か心に期待感を感じています。

極度の人見知りである私にとって
懇親会とか、二次会とかそういう場が一番のネックだったのですが、
それが今回は緩和されるわけです。

そう思うとこれまで憂鬱だった学会参加も違ってくるってものよ！

昨日、今日とDNA抽出作業に取り組み始める。
DNA実験は学生時代にチャレンジしたが、ついにイカでは成果を出すことが出来なかった因縁の手法。
いわばリベンジ。今回こそは親子判定用のプライマーを開発してみせる！

現在、所属している研究室はDNA実験とは無縁の研究室。
そういうこともあって、消耗品の準備から、どこで実験をするかまで
まったくの手探り状態のスタート。
これを、たいして実績のない私が取り仕切るわけだから、不安しかないわけです。

果たして無事に成果が出せるのか。
 

台風が九州北部に最接近ということで、
今日は出歩きたくない気分。

こういうときはピザでも頼むかと、携帯を手に取るとバッテリー切れ。
そしてこんなときに限って充電器を研究室に置き忘れるという始末。

ようやく論文の直しが終了。
一週間くらいかかりましたが、ようやく英文校閲に。

毎度毎度、レフリーコメントを読むのは本当しんどい。
そして、最初は軽くしか読まないので2回目に改めてじっくり読むと、
対応するのがメンドクサイなと感じてたのが、実は結構楽に対処できたり、
ここは楽だなと思っていた指摘が、なかなかめんどくさい要求だったり。

それでも今回は比較的楽に対応できる要求でした。

ま、アクセプトされるかどうかは話が別ですけど