どっかに行きたいけど、イカちゃんのせいでどこにもいけないわけで。
・・・いや、イカの世話を言い訳に、結局どこにも行きたくないのをごまかしたのが正直なところかな。
シーズンが終わったら何処へでも行くさ。
Human sperm competition in postindustrial ecologies: sperm competition cues predict adult DVD sales
精子競争理論にのっとると、エロDVDのセールスは複数の男とヤッているのが上位に来るけど、男一人のハーレム状態の奴はあんまり売り上げが良くないですよ。というものすごい内容の論文がこともあろうにBehavioral Ecologyで出た。
アブストラクトを読んでもその意味が分かんなかったので、さっとイントロを読んだのだが、
若い子が出ているエロDVDを買うのは若さに欲情のスイッチが入るように、複数の男性と女性が性交しているDVDの方が、精子競争理論で言うと競争しなければいけないというスイッチが入るため、売り上げが良くなるのではという発想らしい。
こういう、アホな研究は嫌いじゃないが、内容には同意しかねるかな。快楽や興奮などは射精量やオルガズムに影響を与える、いわば精子競争への対応やCryptic Female Choice を発生させる至近要因として機能するだろうと自分も考えているので、そういうキューとしてのアプローチはどんどんやればいいと思うが、今回の発想は安易すぎる気がする。
そもそもエロDVDは女優が目当ての場合が多い。乱交ものは目当ての女優に焦点を当てているが、ハーレム的なものは一人の女優が写る時間は薄まってしまうので、ファンが購入するのは当然、前者になるはずだ。とても純粋に精子競争による興奮を反映した結果になったとは言いがたい。
というわけで一対一のものと乱交もので比較するのがいいと思うのだが。どうだろう。